帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「ウルトラの星に祈りを込めて」

「ウルトラの星に祈りを込めて ー超獣人間コオクス登場ー
ウルトラマンA』制作第32話
1972年11月10日放送(第32話)
脚本 田口成光
監督 筧正典
特殊技術 佐川和夫

 

超獣人間コオクス
身長 51m
体重 4万3千t
宇宙船で宇宙ステーションNo.5を破壊して地球に侵入した。星野アキラと言う少年に変身して星司に近付く。
全身からミサイルを撃つ。指先から敵の神経を麻痺させる特殊な音波を放つ。
フラッシュハンドで両手を切断された後、メタリウム光線で止めを刺された。
名前の由来は「コークス(骸炭)」かな。

 

物語
地球に侵入した宇宙船を撃破したTAC。しかし、超獣人間の策略は既に始まっていた。

 

感想
コオクスは何者だったのか?
目的がエースとTACの打倒だったのでヤプールの残党の復讐だったと考えられる。コオクスはかなり知能が高かったので、「燃えろ! 超獣地獄」のバキシムのようにヤプールの一人を超獣に改造した可能性がある。(あまり深い意味は無いかもしれないが、バキシムとコオクスが変身した少年はどちらも高橋仁さんが演じていたので同じ顔をしている)

 

星野アキラが常に高い熱を発していたのは梅津姉弟に近付く為の策略か、それとも人間の姿を長時間は保てないのかもしれない。

 

戦勝に喜ぶTAC。久し振りに吉村隊員のギターが聴ける。

 

玄関に置かれている2本の牛乳瓶の間に挟まれていたエースからの手紙がちょっと間抜けな感じ。素直に星司からの手紙にしても良かったかもしれない。
サブタイトルの通りにウルトラの星に祈りを込めるダン。それがエース勝利のきっかけとなる。

 

TACの飛行訓練。星司より早く来ている山中隊員はさり気に面倒見が良い。最後も素直に謝れるところが彼の良いところ。
ところでTACの飛行訓練はどこでしているんだ? ダンのアパートから見えると言う事は街中なのでは……?

 

『帰マン』の「必殺! 流星キック」や『レオ』に比べるとあまり取り上げられないが、今回の話で星司は特訓をしていて、その成果でコオクスの攻撃を受けても反撃し続ける事が出来た。
夕子と言う頼れる存在がいなくなったので星司は独力で頑張るようになった。(今までも星司は頑張っていたが、夕子に黙って特訓はしなかったと思う)

 

またまたまた襲われるTAC基地。これだけ襲われて破壊されてもなお健在とは凄いぞ!

 

エースとコオクスの戦いは「逆転! ゾフィ只今参上」を思わせるもので良かった。