帰ってきたウルトラ38番目の弟

ウルトラシリーズについて色々と書いていくブログです。

「怪獣レインボー作戦」

「怪獣レインボー作戦 ー透明怪獣ゴルバゴス登場ー
帰ってきたウルトラマン』制作第8話
1971年5月14日放送(第7話)
脚本 上原正三
監督 本多猪四郎
特殊技術 高野宏一

 

透明怪獣ゴルバゴス
身長 45m
体重 1万8千t
地獄谷を住処にしている怪獣。保護色または隠蔽色と言った性質を持っていて、周囲の色に自分の皮膚の色を合わせる。上野隊員は「カメレオン怪獣」と呼んだ。
夜行性だが怒ると昼間でも凶暴になる。鋭い爪を持ち、口から火球を吐く。
MATのレインボー作戦で着色され、ウルトラマンスペシウム光線で倒された。
こちらも倒される理由があまり無かった……。

 

物語
ハイキングに出かけた郷と坂田さん達だが、その時に次郎君が撮った写真に怪獣が写っていた。
皆はトリックではないかと疑うが……。

 

感想
保護色では空の色にはなれないので、怪獣の姿が見えなかった理由にならないような……。ゴルバゴスの後ろが空ではなくて全て岩肌だったら良かったのに……。

 

せっかくハイキングに来ても怪獣を探知してしまう郷。ヒーローは辛い。
この怪獣を探知できる能力だが、MATでも発見できない怪獣を探知してしまうので相対的にMATが役立たずに見えてしまう。そのせいか段々と話の中で使いにくくなってきた。

 

次郎君達が怪獣作品を製作する時にウルトラ怪獣であるレッドキングの他に東宝怪獣であるバラゴンの人形も使われている。

 

前回の「怪獣島SOS」に登場したモンスターソナーを使ったらゴルバゴスを発見できたような気がする。(放送は今回の話の方が先になっているが)

 

怪獣攻撃隊のMATが「怪獣が来る!」と言っても信じないキャンパー達。それって警察が「泥棒!」と言っても信じないレベルだぞ……。

 

今回の変身は郷の眼に光が現れると言うもので結構格好良い。

 

ゴルバゴスが倒された後、岸田隊員が郷にお礼を述べる。意外と素直だったんだと驚く。

 

ゴルバゴスが昇天したのか、最後に空に虹(レインボー)が架かる。
前回のダンガーもだが今回のゴルバゴスも倒される理由があまり無い。今回は『ウルトラマン』のように怪獣の生態を細かに紹介していく正当派の作りをしているが、もう地球怪獣をただ倒すだけの話は限界に来ていたのかもしれない。スタッフもその事を気にしていたのか、この後の地球怪獣には現代社会の犠牲者と言うテーマが与えられ、やがて単なる脅威としての宇宙怪獣が登場するようになる。

 

 

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